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更新日:2020年11月14日

40代の保険の選び方(独身の場合)

40代の保険の選び方(独身の場合)

「老後を実感するにはまだ早いけど、若い頃に比べると身体の変化が感じられる」そんな40代にとって、保険選びはどのように行えばいいのでしょうか。

すでに保険に入っている方も、これからの方も40代だからこそ気をつけたい保険選びのポイントをライフステージごとにご説明していきましょう。

更新などで見直しが必要な時期

社会人になった、家族を持った、知人に勧められ加入したなど、様々なきっかけで更新型の保険に加入された方も多いと思います。

40代はそんな保険の更新時期の方も多いかと思いますが、その更新料の高さに驚かれたりするかもしれません。

併せて医療技術の進歩により、保険で保障される内容も、10年以上前とでは大きく変わっていることも多々あります。

そして最も重要なのが、40代から疾病率が大きく上がっているということです。

40代死因

がんはもちろんのこと、生活習慣病が要因とされる心疾患や脳血管疾患の発症率も高くなっています。

これらに対応できる保険内容であるかどうかというのも、今後保障を考える上で重要なポイントとなります。

独身

収入も安定して責任のある立場につく方も多くなってくるのが40代です。

独身者の場合は自身の生活が中心となりますので、生存中のリスクを優先的に考え、死亡保険は死後整理費用がまかなえる金額があれば十分と言えます。

ただし両親への仕送りや同居して生活を支えているといった場合は、残された家族の生活費が必要となるので、現在どれほどの生活費を負担しているのかを踏まえて、保険金を設定する必要があります。

死亡時の費用というだけでなく、ご自身の老後費用の確保という面も踏まえると、貯蓄としても扱える終身型の保険もおすすめです。

年代別生活習慣病の患者数

そして40代でこれまでと大きく違ってくるのが医療保険の内容です。

先程も解説したとおり、命に関わる病気になるリスクが高まるのが40代以降というデータがあります。

そのために医療保険の内容も、がんや三大疾病、七大疾病、先進医療などの特約をつけたりと、保険料とのバランスをみながら、保障される疾病の種類も最大限保障されるものを選んでおくとよいでしょう。

特に女性の場合は女性特有の疾病が対象外になる場合もあるので、内容をきちんと理解し漏れのないように気をつけてください。

毎月の介護費用

また、老後に面倒を見てくれる人がいない独身者の場合、老後の備えとして資金を確保する他に介護保険に加入しておくというのも方法です。

公的な介護保険制度ももちろん活用しますが、それではまかないきれない費用というものが発生します。

特に独身者の場合は身の回りの世話をしてくれる人がいないので、公的介護保険では上限が来てしまうサービスが多々あります。

そのために貯蓄をしていけるという方なら必要ありませんが、それほどの蓄えが準備できないが不安は解消したいという方は、一度検討してみてもいいと思います。

さらに詳しい介護の記事はこちら。

データで正しく理解、介護の実態

注意点

20代、30代と違い、収入も安定しライフスタイルもかなり変化がある40代は、今まで加入してきた保険を見直すいい機会です。

不要な保険や重複している保障などは整理をし、今の生活にあったものなのか今一度チェックしてみましょう。

現在の生活を圧迫しないよう、保障と保険料のバランスを考え、将来の不安を少しでも軽減できる保障内容であるかを見極めましょう。

ポイント

40代は収入が安定すると同時に、子供がいる場合は養育費や学費に出費がかさむ世代でもあります。そして自身は病気のリスクが高まり老後の心配も気になりだす、両輪のバランスが必要な時期になってきます。

早めの準備がその後の生活を大きく変えていくということを考えると、しっかりとした対策が必要です。

最低限の保障は確保し、将来の変動に柔軟に対応できるよう余裕を持っておけるような資産計画が重要となります。

まとめ

人生100年からすると、40代はちょうど折り返しに差し掛かる時期になります。

今までを振り返り、将来への準備をするいい機会とも言えます。保険は組み合わせ方次第で、いくらでも自由に保障内容を充実させることができます。

どんなものがいいのか、自分に何が必要なのか、迷ったときはぜひ専門家に相談してみてください。

  • 【参考文献】
  • 生命保険文化センター「平成30年度生命保険に関する全国実態調査」
  • 厚生労働省「平成26年患者調査~9-1推計入院患者数,性・年齢階級 × 傷病分類 × 病院-一般診療所別」
  • 生命保険文化センター「令和元年度生活保障に関する調査《速報版》」

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